漫画のなんちゃってコマ割りについて
どうもお久しぶりです黎明です。
新刊の下書きも後2ページ程にせまり、今月中にペン入れには移れそうな感じです。
今回はコマ割りについて色々と書いていこうと思います。
とはいってもデジタルで漫画を描き始めて一年くらいの素人の言ですので、そういうのもあるのか程度に記事を読んでください。
コマ割りって見やすい、見にくいはあれども正解がない難しいものなんですよね。
私がコマ割りで気を付けようとしているのは、顔ばかりのシーンは描かないようにすることです。
いやまあ当たり前のことなのですけど、プロの漫画家さんみたいに色々な角度で描いて、アオリ、フカンから視点誘導やらしてみたいけど、自分の現在の技術だと難しいので、下手な人でもそれなりに漫画に見えるような構図を描ければ、漫画っぽく仕上がると思います。
1ページの1コマ目は、背景を描いてどこなのか読者に教えます。
これを遠目から人物込みの背景の入ったコマにできると良いのですけど、実際描いていると中々思いつかない物です。
2コマ目、男性キャラの姉らしき人物が話しているコマ、お話し上で現在この家には男性キャラしかいないようにする為、少々まわりくどいような感じですが、小悪魔と男性を二人きりにする状況を作ります。
3コマ目、特に説明はないですけど、男性キャラが後ろを向いているのは、あくまでメインは小悪魔であり、このコマに読者の目線が必要以上にいかないようにします。
4コマ目、5コマ目、小悪魔が本を購入しに来店するシーンです、6コマ目の大きいコマ割りは正直な所、次のページの1コマ目にしようとも考えましたが、表紙で誰が出てくるか分かっているので、気にせず1ページで納めました。
これが商業誌なら読者が「これは誰だろう?」と思ってページをめくって、次の展開を読もうとする場合は6コマ目の小悪魔は次のページを跨いで見せるのが正しいでしょう。
逆に悪い例で、最初に作成した同人誌の「ぶっかけうどん」の1ページ。
もう色々酷くて、作り直したい気持ちでいっぱいです。まず3コマと少なすぎで上から下と単調に流れているのは良くないです。
3コマ目に男子のアレを描写して違いを出しているようですが、他にもっと良い表現が出せたと思うと、この導入はちょっと残念な感じです。
初の同人誌でもあり、コマに余裕持たせているせいか余白が多いのも、何とももったいないです。
取りあえず比較はこの程度に置いておき、おおざっぱかつコマ割りをそれなりに漫画っぽく仕上げるなら
①まず見せたいコマを決める。
そのページのメインとなるコマ、このコマ頑張ったから見てくれといわんばかりに大きめのコマで描きましょう。多少コマ割りが下手でも、読者はこのシーンを見てページの最初のコマから、そのコマまでの過程を見返すようにようになります。
②背景や小道具を描写してマンネリを防ぐ
人物が1コマごとに常に会話をするだけでは面白みがないです。人物は話しているけど、顔ではなく手や足だけでもそれなりに表現ができます。
私の場合、食べ物をコマにおいてから、フキダシにデフォルメしたキャラが会話するようにして、1コマにまとめるようにしました。
③コマに囚われず、常に広々と描く。
↓のネームを元に漫画を描いていきましょう
最初に漫画を描こうと意気揚々とコマを割って、いざ描こうとすると、どうしても窮屈に感じて思うように描けません。
試しにこのようにコマ割りするとしましょう
私はコマが狭いと言い訳をしていましたが、いいえコマは狭くありません。狭いのでしたら広くすれば良いのです
例えばこのページのコマを
このようにすれば広々と描けるのです。
余白ギリギリで印刷で切られる所までしっかり描くことで、広いコマの中でのびのびと描くことができます。窮屈に描くよりも、広いコマで描いた方が読者も読みやすいですからね。
真っ白なコマじゃわかんねーよという人の為、線画を置くとこんな感じです。
ええと、長くなりましたが、今回はここまでにしておきます。また漫画で気付いたことや、初心者に勧めてみたいことがあったら、記事にまとめてみますので、暇があったら見てください。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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